抗生物質を飲んだら 下痢になったという経験はありませんか?
病気の原因になる細菌を抑えるために 効果的な薬である抗生物質ですが
腸内細菌に影響することもあるのです。

腸内細菌を殺してしまい 腸内細菌のバランスが崩れてしまいます
本来 抗生物質は人間にとって悪い作用をする細菌を控えるために使われる薬です
特に下痢に関係があるのでは 腸内細菌の中でも免疫(体を守ってくれる大事な働きのこと)をつかさどってくれる 善玉菌を減らしてしまうことにあります

腸内細菌の理想的なバランスは善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7です

小児の発熱の90%は風邪です。風邪に抗生物質が必要なことはなく(ウイルス)
それ以降こじらせておこる細菌感染(中耳炎 肺炎 副鼻腔炎)に対して抗生物質が
必要です。ですから鼻汁 咽頭痛 咳を伴う風邪で熱発初日に抗生物質が必要なケースは
あまり少ないと思われます。抗生物質によって善玉菌を減らしてしまい 免疫力を
おとすこともあります。腸内細菌は体を守ってくれる免疫のうえで非常に大切です

抗生物質によって減ってしまった善玉菌を補う目的で整腸剤を投与しています